バランスストーン
今日は音楽の先生がきてくれました!
いつも色んな遊びや運動を取り入れてくださり、子ども達が楽しみにしている日です。
今日のサーキットは、飛び石のようなカラフルな『バランスストーン』。
高さや色がそれぞれ違っていたり、山の頂上が真ん中ではないので緩急の差があったりと、足の着地場所によってバランスの取り方が異なります。
体幹やバランス能力が鍛えられ、運動能力が高まるだけではありません。
ヒトには五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の他に、筋肉や関節の動きを感じとる固有受容覚や、身体の傾きやスピードを感じとる前庭覚という感覚があります。
これらの複数の感覚が脳に送られ、処理する働きを『感覚統合』といい、バランスストーンでは感覚統合を促進しています。
ストーンを見て(視覚)、足を乗せて(触覚、固有受容覚)、ストーン頂上でバランスをとる(前庭覚、固有受容覚)。
最後の決めポーズは、片足で立ったり、真っ正面を向いて立ったり、少し不安げに足元をみてたりと様々です。
この感覚統合が土台となって、『集中力』、『集団力』、『自尊心』、『自己コントロール力』などを身につけていくことができるといわれており、このような力の変化を日々の療育で意識しています。
先生の話を聞く時や、友達と一緒に遊ぶ時など様々な生活場面で成長を感じます。
今回は『バランスストーン』を例にお話ししましたが、その他にも子供達が”面白い””楽しそう”と興味をもち、自ら取り組むような様々な遊びで、療育を行なっていこうと思います。